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個別株に手を出す前に知っておきたかった3つのリスク|理系大学院生のリアルな失敗談

株式投資・資産運用に関するイメージイラスト。左に株券、中央にドル袋、右に赤い下落チャートが並ぶ。白背景でシンプルな構成。 投資・資産形成

この記事はこんな方におすすめです:

株主優待に惹かれて個別株を始めようとしている方
どの銘柄を買えばいいか分からず、他人のおすすめに頼りがちな方
投資を始めたいけど、個別株はリスクが高そうで不安がある方

上記に当てはまる方に向けて、理系大学院生の私が30万円で個別株を始め、実際に経験したリアルな実体験をまとめました。

「優待っていいな」から始まった投資への興味

投資に興味を持ったきっかけは、YouTubeでたまたま見た桐谷さんの動画でした。
バラエティー番組で何度も見ていたものの、投資に関して真面目に語っているところを見るのは初めてでした。

  • 「分散×長期×株主優待」の考え方
  • 「配当+優待利回り4%以上」のルール
  • 投資を「農業」に例えること

などの、桐谷さんのポイントを学び、「投資って難しそうだけど、自分でもできるかも」と思ったのが最初です。

当時は「資産形成しなきゃ」とか堅いことはあまり考えていなくて、「お金増やしたいな」「ちょっと面白そう」という、ほんの軽いノリでした。

一番最初に買った銘柄の選定基準

桐谷さんの動画で得た情報から、

  • 利回り4%以上の銘柄を基準に選定(桐谷さんのルールを参考)
  • SBI証券の四季報などで基本的な情報をチェック
  • 業種は気にせず、「お得そう」「割安そう」という感覚で購入

を基準に、貯金30万円で、3銘柄ほど購入しました。

判断はかなりざっくりしていて、正直、「なぜこの株を買うのか?」の答えを自分で持てていなかったと思います。

個別株に手を出す前に知っておきたかった3つのリスク

1. 株主優待は永続するとは限らない

買ってすぐに、保有していたある銘柄が株主優待の廃止を発表しました。
その瞬間、株価は大きく下がり、含み損状態になり、売るに売れず塩漬けの状態に。

最初は「いつか上がるかな」と冷静に思っていましたが、今振り返ると根拠のない自信にすぎませんでした
むしろ、「安くなったから買い増そうか?」とナンピンを検討するほどでしたが、その判断にも明確な根拠はありませんでした。

2. 株価の変動に一喜一憂し、時間と気持ちを消耗する

保有している株の値動きが気になって、ついスマホを何度も見てしまうようになりました。
講義の合間の休み時間、研究でのちょっとした時間、夜寝る前…

「ちょっと見てみよう」が習慣化して、気がつけば気持ちも時間も消費している状態でした。

見ても株価は変わらないのに…

3. 労力に見合ったリターンが得られにくい

個別株を分析したり、情報を集めたりするのはそれなりに時間がかかります。
私も3銘柄選ぶのに、調べたり悩んだりするのに、5時間は使いました。

仮に個別株で、インデックス投資(投資信託など)より5%多く利益が出たとしても、30万円の元本ならたったの1万5000円
もしそれに15時間以上かけていたなら、時給1000円のバイトの方が効率的です。

しかも、その「5%の差」だって、初心者にはかなり厳しい条件で、運が良かったとしか言えません
相手はプロの投資家。
その中で初心者が中長期で勝ち続けるのは、かなり厳しいと思います。

元手が少ない、かつ、投資の知識や経験のない初心者は、インデックス投資をするのがおすすめです。
ただ、学生にとって、個別株をやることはデメリットだけというわけではありません

学生が少額から投資するメリットや、就活への活かし方について、こちらの記事に詳しく書いています!

経験から学び、今はインデックス投資へ

この経験を経て、私は今、インデックス投資を中心に投資しています
個別株の面白さもありますが、やはり精神的にも、時間的にも、初心者にはインデックス投資の方が向いていると感じました。

特に学生のうちは、投資にかける時間と労力を他に回した方が効率がいいことも多いです。
「投資に時間を使いすぎて本末転倒」にならないよう、身の丈に合ったスタイルで投資と付き合うようにしています。

まとめ:失敗も学び。最初に知ってたら避けられたかも?

「優待株=お得で楽しい」というイメージから始めた投資でしたが、実際は見えないリスクや落とし穴がたくさんありました。
でもこの経験があったからこそ、自分なりの投資のスタンスを見つけられたと思います。

この記事が、これから投資を始める方や、個別株に挑戦しようとしている方の参考になればうれしいです。

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